
穴子にはさまざまな調理方法があります。
穴子丼、白焼き、蒲焼きなど、アナゴは幅広い料理に利用できて変幻自在!
リンク:https://akiyoshi-anago.com/anagomeshi-qa/
その中でも、特にアナゴを使った料理で知名度が高いのが「穴子丼」です!
穴子丼は「あなごめし」とも呼ばれることがありますが、
穴子丼・あなごめしの明確が違いはあるのでしょうか?
穴子丼とあなごめしが誕生した経緯や違いについて、
豆知識としてご紹介していきたいと思います^^
あなごめしと穴子丼の違いって?
あなごめしは、おもに瀬戸内地域の郷土料理として知られています。
あなご自体は全国各地で獲ることができますが、
特においしいとされるのが中国地方・広島県や
九州地方・福岡県、長崎県などです!!
甘辛いたれで味付けしたあなごとごはんの組み合わせは、
想像するだけで幸せな味ですよね!(^^)!
では、「穴子丼」と「あなごめし」の明確な違いをご存知でしょうか?
違いは「ごはん」にアリ!
ズバリ、その違いは「ごはん」にあるのです!
穴子丼の場合は、天丼やうな丼といった
一般的などんぶりものと同じように、
ごはんの上に具となるあなごを乗せていただきます。
一方、あなごめしの場合はごはんを炊くときに、
たれを少し加えるという工程があります!
そのため、何も味付けしていないごはんに比べると風味が良く、
飽きのこないあなごめしが出来上がるというワケです!
後述しますが、あなごめしのルーツとなった「うえの」では、
穴子のアラでごはんを炊き込み、
醤油の風味をきかせたものをあなごめしに使ったことで評判となりました。
このように、白いごはんではなく飽きがこないよう味付けされているごはんを使うのが、あなごめしの特徴と言えるでしょう。
あなごめしのバリエーション
ごはんの上にあなごを乗せる穴子丼の場合、
基本的にはあなごを蒲焼きにしたものを乗せ、上からたれをかけて作ります。
一方のあなごめしは、ごはんにたれを加えて炊き上げたもののほか、
あなご自体をごはんに混ぜ込んで作る方法もあります。
さらに、あなごめしに使うあなごもさまざまなバリエーションが。
・煮あなご
・蒲焼き
・煮あなごをあぶったもの
など、調理方法の違いで食感や風味など、まったく違うあなごめしを楽しむことができます!
特に瀬戸内では、あなごめしが駅弁として売られていることもあり有名ですが、福岡や長崎など九州地方でもおいしいあなごが獲れることで知られています!!
ご当地穴子丼・あなごめしあれこれ~広島県~
言わずと知れた広島県のあなごめし!
世界遺産がある宮島には、あなごめしの専門店が多く立ち並んでいます。
その歴史を作ったのが、今でもなおあなごめしを作り続けている
「うえの」というお店。
「上野他人吉(うえのたにきち)」という方が、
宮嶋駅(現在の宮島駅)で駅弁としてあなごめしを作って
販売したのがはじまりなんだそうです!
実は他人吉さん、あなごに関する仕事をしていたわけではなく、お米の販売をしていたんだとか!
宮島周辺では当時はあなごがよく獲れていたそうで、
郷土料理としてすでに穴子どんぶり(穴子丼)が食べられていました。
他人吉さんはこれをさらにアレンジして、
あなごのアラでごはんを炊き込むという工程をプラス。
さらにそれを駅弁として宮嶋駅で販売したことがきっかけで、
今日まであなごめしが広島名物として親しまれてきたんですね。
私も何度か宮島まで食べに行きましたが、
遠くても行く価値ありです!
参照:うえの
今では宮島のほか、
広島県内各地にあなごめしを扱うお店が点在しています。
たとえば、あなご料理で初めてミシュラン1つ星を獲得した宮島の「ふじたや」や、宮島で有名な旅館・錦水館(きんすいかん)の食事処「まめたぬき」など、人気のお店が多数あります。
2007年には、
広島県のあなごめしが農林水産省の「郷土料理百選」に選ばれ、
よりいっそう知名度が高くなったことでも知られているんですよ!
参照:農林水産省
お好み焼きや牡蠣といったグルメと肩を並べ、
観光客に愛されているのが広島のあなごめしです!!
ご当地穴子丼・あなごめしあれこれ~千葉県~
続いては、福岡や広島から遠く離れた千葉県!
千葉県富津市(ふっつし)では、「はかりめ丼」と呼ばれる穴子丼があります。
このあたりでは、穴子の点々とした模様が、昔ながらの重さを測る「棒はかり」に似ていることから、あなごを「はかりめ」と呼んできたそう。
富津市ではあなごが名産品であるため、
市内のあちこちではかりめ丼をいただくことができます!
はかりめ丼の特徴としては、煮あなごを使っていること!
他にも焼いたもの・卵でとじたもの・ひつまぶし風など
さまざまなはかりめ丼が登場しています。
また、はかりめ(あなご)を使ったピザやフライなど、
あなごを使った料理のバリエーションも豊富。
はかりめ丼(穴子丼)はもちろんのこと、
さまざまなあなご料理をいただくことができますよ!
参照:富津市
ご当地穴子丼・あなごめしあれこれ~松島あなご丼~
宮城県は、2017年からあなごの漁獲量(水揚げ量)がトップ3に入り続けており、特に松島町にある松島湾では、おいしいあなごが獲れることで知られています!
そのおいしさは、東京・築地でも高く評価されているのだとか!
そのため、松島では穴子丼をはじめお重や天丼、
ひつまぶしといった穴子に関連するグルメを食べられるお店がたくさん。
日本三景の松島で、
景色はもちろんおいしいあなごも共に楽しむことができますよ!
参照:日本三景松島
通販で手軽にあなごを楽しもう!
各地で愛されているあなごですが、
うなぎと同じく漁獲量は年々減っています。
飲食店で食べる出来立てのあなごめしはたまらないおいしさ。
お店で売っているものを買うのももちろん良いのですが、
せっかく食べるなら家庭でもっと気軽に、
もっとおいしく食べられるあなごめしを食べたいもの。
専門店だからこそかけられる手間暇、
作ることができる味を楽しみたい方は、
ぜひ通販であなごを手軽に楽しんでみてはいかがでしょうか?
ちょっとぜいたくなランチに!元気をつけたいときに!
ヘルシーかつ栄養価が高いあなごを、おいしく食べましょう!
“【あなごを知る】穴子丼・あなごめしの違い、歴史と手軽な購入方法” への1件の返信
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