選ぶならやっぱり国産?中国産・韓国産、海外のあなごと国産のあなごの違いや安全性は?

選ぶならやっぱり国産?中国産・韓国産、海外のあなごと国産のあなごの違いや安全性は?

この記事では穴子や鰻の

国産と外国産の違いについて説明しております!

 

 

穴子屋を営んでいて、

よく見聞きするのが

「海外のあなごって、本当においしいの?安全性はどうなの?」

という声です!

 

日本では、

長崎県や福岡県や広島県で多くあなごを獲ることができますが、

実は海外の方があなごは水揚げされています!

 

あなごにそっくりのうなぎについても、

よく土用の丑の日には「中国産」や「韓国産」のものが

スーパーに並ぶことで、

これって本当に安心して食べられるの?

 

という悩みを主婦の方からよく聞くようになりました!

 

 

そこで今回は、

中国産や韓国産といった海外のあなごと、

日本の国産あなごについて、

広く誤解されている部分や違いについて見ていこうと思います!

 

秋吉穴子

 

【あなごめしセット4人前】県外の方もご利用できるようになりました!


「中国産」「韓国産」のあなごは危ないと言われるワケ

 

土用の丑の日になるとスーパーにずらーーーーーっと並ぶのが、

うなぎです!

 

うなぎの蒲焼きや開いたものが並べられている中、

見かけるのが「中国産」という文字!

 

最近は「made in P.R.C」という表記も見かけますが

こちらも中国産という意味です!

 

中国産のうなぎは国産のものに比べると

リーズナブルな価格で購入できるため、

年々高騰している国産のうなぎに比べて

手に入れやすいというメリットがあります!

 

でも、

中には中国産というだけで購入をためらってしまう方も少なくありません。

 

実は、

あなごも同じく、

中国産や韓国産など海外から輸入されたあなごを

売っていることがよくありますが、

国産じゃないのか・・・と買わない人が、

実はけっこういらっしゃるんですよね。

 

それはいったいなぜなのか・・・?


2007年、養殖うなぎの事件

 

中国産や韓国産のあなごに対してネガティブなイメージがついたのは、

「養殖うなぎ」の事件からです。

 

あれは2005年7月、

中国産のすっぽんから「マラカイトグリーン」

という合成抗菌剤が検出されたことをきっかけに、

中国から輸入される海産物の調査が始まり、

その結果中国産の養殖うなぎを加工した商品から

マラカイトグリーンが発見されました。

 

参照:厚生労働省

 

 

ちなみに、

このときに検出されたマラカイトグリーンは

ごくごく微量のものだったので、

健康被害や影響はないとされています。

 

 

その後、

食品衛生法の検査命令が実施されたことで、

中国産の養殖うなぎも検査に合格したものではなければ

輸入・流通が認められなくなり

こうした粗悪なものが輸入される心配がなくなったため、

一安心・・・という流れになりました。

 

 

このとき検出されたマラカイトグリーンは、

観賞魚の水カビ病の治療などに使われる抗菌剤なのですが、

私たちの口に入るであろううなぎをはじめとした

養殖水産動物への使用は禁止されているんです!!!!!

 

 

なので、

このときは養殖うなぎの加工品から残留している

マラカイトグリーンが見つかって大きな問題になり、

中国産の養殖うなぎのほか、

中国産と表記される海産物・加工物に対する大きな

イメージダウンとなってしまったんですね・・・。

 

 

それと同様に、

あなごに対しても「本当に大丈夫なのかな?」

という疑惑が沸き上がってしまったんです。


あなごがよく獲れる長崎県と外国との関係

あなごがよく獲れる長崎県と外国との関係

 

では、

そもそもなぜ中国産や韓国産のあなごが

日本国内で多く流通しているのか?

 

日本であなごがもっともよく獲れる場所といえば、長崎県!

 

江戸前あなごや広島のあなごめしでおなじみの地域ではなく、

黒潮から枝分かれした対馬海流がぶつかる場所が

魚介類のエサも豊富で、

もっとも漁獲量が多く

さまざまな魚介類が獲れます!

 

参照:農林水産省

 

参照:長崎市

 

その中でも長崎県は長年あなごの漁獲量ベスト3にランクインしていますから、

特においしいあなごが獲れるということがわかります!

 

では、

どうして長崎県ではそんなにたくさんのあなごが獲れるのでしょうか?


長崎県・対馬のあなごについて

長崎県・対馬のあなごについて

 

九州・長崎県から船や飛行機で行くことができる対馬市!

韓国の目と鼻の先のこの島で、

漁業がさかんに行われていることで知られています!

 

対馬で獲れるものといえば、スルメイカが有名です!

そのほかにもブリやタイ、

マグロといったおいしい魚がたくさん獲れますが、

あなごもよく獲れるんです!(^^)!

 

こんなにたくさんの種類の魚が獲れるヒミツですが、

ズバリ対馬周辺の「海流」にあります!!!

 

黒潮と呼ばれる海流は、

日本の南から太平洋に向け、

日本の周りを流れている暖流のことを指します!

 

この黒潮が対馬から日本海に流れこんでくるため

「対馬海流」と呼ばれるのですが、

逆に北のほうから寒流となるリマン海流が流れてきて対馬海流とぶつかるため、

寒流と暖流がぶつかる対馬ではさまざまな種類の魚が獲れるのです!

 

 

さらに、

海流同士がぶつかるため潮の流れが早く

荒波にもまれてしっかり身がしまった魚が育ち、

エサとなるプランクトンが豊富に繁殖することから、

おいしい魚がたくさん獲れるというワケなんですね!

 

 

だから、

対馬や周辺の魚はとってもおいしいんですよ!(^^)!

※対馬の回し者かと思われそうですが……福岡出身です(笑)

 

 

対馬でとれるあなごは「黄金あなご」と呼ばれていて、

大きく脂がのった良質なブランドあなごとして親しまれているんです!

 

余談なのですが、

穴子を選ぶ際に脂ののったものがお好きの場合は

お腹が黄色または黄金色のものを選ぶと良いですよ!

 

仕入れの様子を動画で撮ってみました(笑)


本当においしいあなごの通販はどれ!?穴子好きのおすすめ&ランキング

対馬周辺であなごを獲る中国と韓国

 

さて、

そんな長崎県・対馬と海外のあなご事情について見てみましょう!

 

対馬といえば、

日本よりも韓国のほうが近い場所に位置していることもあり、

島内には韓国のハングル文字で書かれた案内板も多くあります!

 

・・・対馬周辺でおいしい魚介類が獲れるとあれば、

当然、

韓国や中国といった隣国もこのあたりの良質な魚を狙ってきます!!

 

特にお隣・韓国は、

おもに日本の海域で漁業を行っていて、

そのためのルールとして「日韓漁業協定」を結んでいます。

 

韓国漁船による違法な操業を禁止したり、

漁獲量について取り決めを行ったりしているのが、この協定です。

 

 

同じように、

中国とも「日中漁業協定」をむすんでいます。

 

つまり、

韓国や中国の漁船は、

自国の海域だけではなくて

日本の海域のすぐ近くにもやってくるということ!

 

中には、

日本と重複した海域で漁をしても良いという場所もありますし、

特に韓国は大きな制限もなく漁獲をすすめているのが現状です。

 

・・・これを踏まえて、

中国産・韓国産と表記されるあなごについて見てみましょう!

 

あなごによく記載されている中国産というのは、

たとえ日本近くの海域で獲られたものであっても

中国の船が獲ったものを輸入する仕組みなので「中国産」と表記されます!

 

韓国も同じで、

たとえ対馬の周辺であなごを獲ったとしても

「韓国産」と表記されて輸入・販売されます。

 

つまり、

あなごが中国産や国産と表記される理由は、

どの国の漁船が獲ったか?ということ、

獲った場所ではなくどの国が獲ったものを輸入したか?

ということなんですね!

 

でも、

うなぎは中国国内の養殖場で育てられているものがあるし、

あなごも同じように養殖で育てられて輸入されているんじゃないの・・・?

という不安もあるかと思います!

 

うなぎは養殖に関する技術開発が進んでおり、

これまではうなぎの稚魚であるシラスウナギを捕まえてから

成魚になるまで育てて出荷する・・・という流れでしたが、

孵化から出荷までのすべての工程を実現できる

「完全養殖」がすすめられています。すごいですよね!

 

これに対してあなごは、

残念ながらまだ養殖の技術開発がすすんでいるとは言えない状況です・・・。

 

そもそも、

あなごの仔魚(稚魚になる前の生まれたての状態)を見つけることが難しく、

あなごが何を食べてどのように成長するかというのは、

実はまだまだわかっていないのですΣ(・□・;)

 

クロマグロの完全養殖で話題となった近畿大学が、

現在あなごの養殖の実験研究をすすめているそうですが、

まだまだ時間はかかりそうなんだとか。

 

だから、

過去に養殖うなぎから何らかのアヤシイ成分が検出されたことがありましたが、

あなごはそういった話がありません!!

 

 

だって、

天然ものしか存在しないのです!!

 

中国産・韓国産と表記されたあなごを

ただただ敬遠するのではなくて、

実はその多くが日本の近海で獲れた、

おいしいあなごであることを知ってほしいです!!!


「国産」以外にも目を向けてみて

 

食文化に関しては「国産」が大きく評価される日本!!

 

確かに普段口にするものにかけられた疑惑は

そう簡単にとれるものではありません。

 

グローバル社会の現在!

 

食品以外はどこの国が作ったかなんてあまり気にされていないように感じます!

 

スマホはアメリカ製のiPhoneでお買い物もAmazon!

 

スマホの電波を飛ばす基地局だって中国製のHuawei!

 

本当に良いものだったらどこの国のものだろうと認めてもらえるのですね!

 

 

たとえ国産のあなごを使っている商品でも、

たとえばその後の処理が甘く小骨がたくさんあって口に残るなぁというものや、

タレの味があまりおいしくない・・・と感じるものもたくさんありますよね。

 

つまり、

あなごを選ぶときに国産じゃないから!と

選択肢から切り捨ててしまうのではなく、

実は海外のものでもおいしいものはたくさんあるんだよということを、

ぜひ知ってくださいね!^^

目指すは日本一の穴子屋

福岡・博多

秋吉穴子

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